見えない“信用”に、どう向き合う?
2024年末から続くCIC(信用情報機関)の一部サービス停止により、
「自分の信用情報が今どうなっているか分からない」
という不安を抱える人が急増しています。
過去に延滞や自己破産があった人も、そうでない人も、
「信用がどう扱われているのか」を確認できない状況は、大きなストレスです。
では、そんな“見えない信用時代”に、どうやって信用を回復し、育てていけばいいのでしょうか?
目次
📌 いま起きていること:CICの照会停止とその影響
- CICのインターネット開示(本人照会)が2024年12月以降断続的に停止
- サイバー攻撃やシステム障害による影響で、再開未定(2025年5月時点)
- 郵送照会は受け付けているが、1週間以上かかる上に手数料も高め
その結果:
- 自分が“ブラック明け”なのか確認できない
- 延滞や完済情報が反映されているか判断不能
- 審査に出して初めて“信用の状態”を知らされる(落ちて知る)
🔍 なぜ“見えないと回復しづらい”のか?
クレジットヒストリー(クレヒス)は、信用の履歴であり、
- どのカードを使ったか
- いくら利用してどう返済したか
- 遅れたか/完済したか
といった情報がCICに記録されます。
しかし、それを自分で確認できないということは、
- “再スタートのタイミング”を図れない
- “育て方”の戦略が立てにくい
という大きなデメリットを生みます。
✅ それでもできる3つの信用再構築ステップ
① CICに情報が「登録される」カードを使う
- 登録あり → ネクサスカード、ライフカードDp、通常のクレカなど
- 登録なし/弱い → ナッジカード、プリペイド、デビット等
→ 自分で見えないからこそ「確実に記録されるカード」を選ぶ
② 小さな金額から丁寧に使う
- 最初はスマホ決済やサブスクなど、継続的な支払いに使う
- 支払い遅延ゼロが“信用を育てる土壌”になる
③ カード選びの順番を戦略的にする
- 「落ちた=履歴に傷」がつく可能性もある
- だからこそ、“通る確率が高い順”に申し込むことが大切
🧭 いま、通りやすいカードはどれ?(2025年春)
カード名 | 特徴 | 信用情報登録 | 審査難易度 |
---|---|---|---|
ネクサスカード | デポジット型、CIC登録◎ | ◎(契約・利用履歴) | ◯(保証金あり) |
ライフカードDp | デポジット型、保険やポイントも付帯 | ◎ | ◯ |
ナッジカード | AI審査・属性重視・推し活特化 | △(登録限定) | ◎(柔軟) |
通常のクレカ | 信用構築に最適(ただし事故歴注意) | ◎ | △〜×(難関も) |
💬 まとめ:見えなくても、育てることはできる
CICが見えない──それはたしかに不安です。
でも、“信用の積み方”を間違えなければ、信用は確実に育ちます。
- 登録されるカードを選び
- 毎月の支払いを丁寧にこなす
- 落ちない順に申し込む
この3つを守るだけでも、未来のクレヒスは回復していきます。
“見えない”からといって、“育たない”わけではない。
今こそ、自分の信用を丁寧に耕していくタイミングです。
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