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借金のキャッシングリボをわざと長く持ち続けて、ぼくはお金の事を学んだ【10年】

ぼくはこれを書いている2021年06月現在、借金(カードローン)があります。

10年と少し前に、お金に困ったフリーター時代に申し込みをしたキャッシング。

それをわざと、完済せずに持ち続けてきました。

完済するタイミングは何度もありました。それでも持ち続けてきたのはわざとです。

ある程度返して、そしてまた借りる。もちろん手数料はかかります。

最初にしたキャッシングの金額は10万円。

当時、10万円あれば十分に乗り越えるレベルの金欠でした。

それがなんだ、少し経つと「枠が増やせます」的な連絡が来まして。

限度額?ご利用可能額?が増やせるらしくて。

そこでぼくはピーンと来ちゃったんです。

「これはお金の痛みを知るチャンスなのだ」と。

そして枠、ご利用可能額とか限度額とかいうやつを増やして、

豪遊をしました。

まあそれまで、数千円数万円レベルの土俵で暮らしてきた人間が

知識も返済計画も乏しくいきなり何十万円も手元に来ちゃうとね。

そりゃ後先考えずに豪遊してみたくもなりますよ。

…といっても、服を買いまくったりお酒やお菓子などなど、

買い物を何度かする程度のモンでしたが。

そして膨らんだ月々の支払い額。

あれね、借金全体の金額が増えると、利子だの手数料って増えるんですね。

ぼくはそれすらも当時よくわかっていなかった。借金、いやお金に対する知識が、そんな雑魚なレベルでした。

ぼくは人生単位で、お金にどう関わって使って、どんな姿勢で付き合っていくべきかを

身を持って学んできたのです。

利子や手数料は「勉強代」です。

この記事を書いた人
アルジ

アルジ

・のら店主アルジ

・Webメディア運営13年目

・ガジェット好き

・Amazonヘビーユーザー14年目

・お金の知識を増やそうと勉強中

・株式投資もちょっとずつがんばりたい

・簿記2級FP2級、勉強中

・元書店員、選書が好き

なぜ、利子を払い続けるようなムダなことしてきたの?→【この痛みを覚えておくため。】

ぼくは昔から貧乏で、先入観ガチガチで、わりと頭の固い人間でした。

0か100とか、良い悪いの2択とか。

まあ井の中の蛙大海を知らずじゃないけど、とにかく世界がとても狭かった。

わりとなんでも器用にこなす方だったがゆえに、

ムダに自信家で、けど失敗すると逆ギレして。

プライドだけ高い高慢チキなやなやつだったんじゃないかと、振り返ると思いますね。

「器の小さいヤツよ…」と、今なら言えます。当時は…あはは。

世の中には0でも100でもない、グレーとかグラデーションのモノゴトがとても多いんですねえ。

そして、なかなか貧乏でした。

だから、お金に関する知恵がとにかく足りなかった。

稼ぎ方ももちろんそうですが、お金を持ったことがないから

使い方がよくわかっていなかった。

「いつか巨額を騙されるんじゃないか」とか「遊びでオイタしちゃうかも」くらいには考えていたのですが、

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」とか「若い時の苦労は買ってでもしろ」とかいうのを

自らすすんでやっていくスタイルです。

どうせお金に困るなら、一回谷底に飛び込んでみようと。

たかがカードローン。されどカードローン。

「お金に困る」を身にしみて理解しないときっと繰り返すだけだと思った

そうして始めた借金生活。

まあ困りました。「首が回らないとはこれか…」みたいな。

金のアテはない。けど返済日やいろんな支払日は迫ってくる。

恐怖ですよ。

器だけでなく肝も小さい人間なので、

踏み倒すような度胸もないわけです。

そんでムダにプライドも高いからあんまり人に頭は下げたくない。

「じゃあ、どうしよう?」考えても答えは出ません。

実際、何度かほんとに返済が間に合わなくて、

泣きの電話をキャッシングのコールセンターに電話したこともありました。

「2週間後の〇〇日には、日雇いバイトと週払いバイトのお金がこんだけ入るので…」みたいな。

だけど、

この「どうするか考える」というのが、お金に限らず人生において財産なんだというのが

だんだんと身にしみてわかってきました。

あと「いざという時にプライドを捨てられるかどうか」とかね。

そういうプライドを捨てざるを得ない状況を何度か繰り返すうちに、

だんだんわかったきたことがあります。

それは、見栄やプライドとの距離感です。

「聞かぬは一生の恥」とかの部類。

「すいません、教えて下さい」とか「すいません助けてください」とか。

見栄をはって、それで自己満足以外になにか良いことがあるならいい。

けどその見栄を手放して、泥まみれになった方が、のちのち得るものが大きかったりする。

だから今のぼくは、見栄っ張りの出費の前には自分の心に一言聞くようになりましたね。

「その買い物は知恵とか金が稼げるのか?」と。

最初のきっかけはなんだったの?→【お金のことを知らない3Bフリーターが金に困って。】

ぼくは借金をした当時、3Bのどれかでした。

(バーテンダー、バンドマン、美容師のどれかです。あえてボカシますね)

フリーターをしながら夢を追う生活。

基本的に金がないのが当たり前。

けど夢を叶えれば全部ひっくり返せると思い込んで言い聞かせていましたね。

そしてとうとう「あ、ヤバ」って口に出すくらいお金がなくなり、

カードローンがよぎりました。

だって他にどうすればいいのかがわからない。

そう、夢とか女とか酒とか、そういうのばっかり考えてて

お金とか社会とかなーんにも知らなかったんです。

ほんと、なーんにもです。

知らない、わからないと

なんとなく広告とかテレビCMで流れてくるキャッシングくらいしか打つ手が思いつかないんです。

そんなきっかけでカードローンの小部屋(申し込みのブースっていうのでしょうか?)に、コソッと駆け込みました。

お金は稼げば増える、使えば減る。けど知識や知恵そして経験は違う

そうして何度も何度も頭を下げたり、困った時に調べたり考えたりするうちに

やっとたどり着きました。

それは、お勉強は大事だってこと。

知恵は大事だってこと。

あとそれをする時間も。

別にお勉強と言っても、学校に限った話じゃないです。

知らないことを知ろうとする姿勢。

「わからない」で片付けない、終わらせない。

世の中の知らないことって、「別に知らなくてもいいこと」と「知っておくといつかなにかの役に立つかも」のどちらかで、そのバランスは人によって違います。

けど後者が多いと自分に言い聞かせるタイプの人は世界が広がりやすい。

先入観や頭でっかちがぶっ壊れて、

「味が出る」ものだと思います。

なにかの本で読みましたが、昔のユダヤ人は

「お金は奪われても知恵は奪われない」というようなことを言ったみたいですね。

TEDの動画です(1:34から再生されるように設定しています)

ロケットを作っているという植松努(うえまつつとむ)さんのおばあちゃんも「知恵は大事」みたいなことを教えてくれてたみたいですね。

そう、勉強した知識や経験は忘れない限り財産なんです。

しかも、もし忘れてしまっても、ふっと思い出して全く別の何かと合わさってすごいパワー出したりします。

それがわかった上で、お金の知識もつけておくとかなり生きやすいんだということが

身にしみてわかってきました。

まとめ、お金との付き合い方で人生は変わる。ということを知った。

わざとダラダラと持ち続けたキャッシング(カードローン)で、

お金に関する「痛み」を繰り返し体に覚え込ませてきた話

でした。

社会のこともお金のこともなにも知らないぼくが、

実家を出て暮らして、お金に困ったとき、

後先考えずに始めた借金生活。

そもそも「お金に困った状態を解消する方法」がわからないから、

なんとなく華やかなCMとかで知ってる単語で検索したりして。

「わからない」が多いと、「じゃあどうしよう」の選択肢が少ない。

お金に限らず、お勉強って大事なようです。

この経験をきっかけに、

カンタンにゲット出来るものって、結構カンタンに離れてしまったりすることを学びました。

けど、もう10年以上経ったし、たった数ターンで返済出来るくらいには成長したし、

そろそろこのカードローンを

完済して、終わらせてもいいかなと。

おかげで「見栄」や「浪費」からは距離を置くクセがつきました。

そして、いろんなお金にまつわる場面で、

「どうすればいいのか」を考えたり調べたりするクセもついた…と思います。

今まで支払った利子や手数料の金額は、正直あまり考えたくはないです。

考える必要はない、とも思います。

なぜならそれが「勉強代」だと思って10年生きてきたから。

これからの未来、まだまだ長い人生で、比較的ラクに、

稼いでペイ出来る程度の金額だと思っています。

今までものすごく助けられたキャッシング。

本当に生活費が足りなくてカツカツな時もあって、

米2kgと卵に化けてくれたキャッシング。

人生かけてはがし続けてきたかさぶたを

やっといじるのやめて、治して卒業します。

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