クリスティー・シェンの本「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」を買って読みました。出版社はダイヤモンド社。
これはただのマネー本ではなかったです。
そもそも「なぜお金がほしいのか?」と自分に問い直すだけでなく
人生について考えるきっかけになります。
お金は道具で、時間やアイテム、経験と交換するモノだということを強く感じました。
と同時に、資本主義社会では生きていく上であるにこしたことはない。
自分の欲望と人生観と、向き合うためにものすごく使える本です。
FIRE「FINANCIAL INDEPENDENCE RETIRE EARLY(ファイナンシャル インデペンデンス リタイヤ アーリー)」、経済的自立と早期リタイヤ以前に、
「これから自分はどう生きるべきなのか」
人生と向き合うきっかけをくれる本でした。
目次
人生観から学ぶ
著者クリスティー・シェンさんの幼少期のストーリーから冒頭はじまりますが、かなり壮絶。
「不幸自慢をしたいわけじゃない」という趣旨の文を書きつつ描かれる話に
なにかこう、別世界の衝撃というか。
「あ、これに比べたらぼくは全然恵まれてるしチャンスにあふれた場所で暮らしてるわ」
と感じました。
舞台は数十年前の中国。
現代はぶっちぎりですごい中国ですが、政策やお国柄などで「そうなった」過去が個人目線で描かれています。
もうね、前提がまったく別モノ。
「足るを知る」とかそんなレベルじゃない。
清貧とかじゃなくてまじで無い。
こんなにも欠乏していたのかと、衝撃でした。
マインドから学ぶ
経済発展でぐーんとなる途中の中国で幼少期を過ごした著者のマインドが
育まれていきます。
スタート地点がまったく別世界なのに、
なぜこのひとはFIREするに至ったのか。
著者自身を振り返って「このマインドがあったから」と導き出す答えが、
もうすでに面白い。
自然と「うわー見習いてえー…」ってなりましたね。
ユダヤ人の教え「知識は奪われない」を思い出した
本を読みながら思い出したのは、
ユダヤの教えの「知識は奪われない」ってやつ。(知恵だっけ?)
モノや金品は奪われる危険があるけど、
勉強して培った頭の中の知恵は奪われないよねー的な教え。
クリスティー・シェンさんはなんだかそれを体現してる人な気がしてきました。
より良い未来に向かって
知恵を絞りまくってるんです。
「こうやってがんばってきた」という振り返りのスタンスの文章なんですが、
まんま自伝として読んでも十分に面白いです。
後半だんだんとお金っぽい話になっていく
序盤からアツくなるストーリーがあって、
だんだん後半に向かうにつれてお金の話っぽくなっていきます。
「複利」「コスト」「リバランス」「アロケーション」
といった、投資の言葉がチラホラしだします。
そう、FIREって経済的自立と早期リタイヤの両輪なんですよね。
だから「お金」と「人生」という2つの側面を扱っていて、
それでいて戦略をガシガシ書いてくれています。
まとめ、お金や人生と向き合うきっかけをくれる本
FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド
を買って読んだ感想の話でした。
著者クリスティー・シェンさんの人生観・考え方に圧倒させられまくりました。
そして、安易に「あーFIREしてー」だけだとどうやらちょっと足りない。
FIREをして、「どんな人生を送りたいのか」を考えるきっかけになります。
自分の未来を考えた上で「やっぱりFIREしたい」という人にはきっとバイブル。
ぼくにとっては、使える呪文が増えた感覚。
「生き方」や「お金」について迷った時にすぐに見返せるよう、
しばらく本棚に居続けると思います。
少なくともこの先支出には敏感になりそう。
「ほんとにいいのか?」って。「その金、FIREのために使わなくていいのか?」って。
タイトル、FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド
著者、クリスティー・シェン
出版社、ダイヤモンド社
発売日、2020年03月19日
おまけ選書、こんな本もあります
おまけで、いくつか近いジャンルの本を選書して置いておきます。
ご参考に。
【本当の自由を手に入れる お金の大学、両@リベ大学長、朝日新聞出版、2020年06月19日発売】
【ジェイソン流お金の増やし方、厚切りジェイソン、ぴあ、2021年11月12日発売】
ふっふっふ これで ぼくは と と に 関する知識を得て また レベルアップを 果たしたのである…未来を豊かにするために アルジ の知恵稼ぎは つづく!