荷物の梱包や粗大ごみよりも、静かに致命傷になるのがネット回線です。
引越しのバタバタの中で後回しにされがちなのに、止まった瞬間に生活も仕事も一気に不便になる。
この記事では、引越し前後のネットの空白期間を作らないための段取りと手順を、俺が一緒に整理していきます。
肩の力は抜いて読んでくれて大丈夫です。
今からでも間に合うように、やることを時間軸でばらしていきます。
目次
ネットが止まると何が困るのか 新生活で本当に詰みやすい理由
引越しでよくイメージされるトラブルは、段ボールが片付かないとか、カーテンが間に合っていないとか、目に見えるものが多いですよね。
でも、実際にじわじわ効いてくるのはネットが数日使えない空白期間です。
家具よりネットが止まるほうが痛いシーン
例えば、こんな瞬間。
- 在宅勤務の日なのに、自宅のWi-Fiがない
- オンライン会議に入れず、スマホのギガだけが減っていく
- 大事な提出期限があるのに、PCからのアップロードができない
- オンライン授業の配信に入れず、アーカイブ視聴で周回遅れになる
- 引越し直後、片付けの疲れを動画配信で癒やそうとしたら、再生できない
家具や家電は、多少なくても数日は何とかなることが多いです。
でもネットは、仕事・勉強・娯楽の全部に絡んでいるインフラなので、止まると日常のリズムごと崩れます。
数日だけだから大丈夫、が積み重なるリスク
よくあるのは、こんな考え方です。
- 数日だけならスマホのテザリングでいいか
- コンビニのフリーWi-Fiで何とかするか
- ネットカフェに行けば何とかなるはず
もちろん、それでも乗り切れます。
ただ、現実にはこうなりがちです。
- テザリングを数日使っただけで通信制限ギリギリまで行く
- ネットカフェ代や追加パケット代で、予想外の出費が増える
- 回線が不安定で、仕事や授業中にストレスがたまる
- 引越しの疲れと重なって、ただただ消耗する
だから、わたしとしては
完璧でなくてもいいから、ネットの空白期間だけは「できるだけ短くする」つもりで段取りを組む
ここを、この記事のゴールに置いておきたい。
引越し前後のネット回線は時間軸で考える 引越し日から逆算した全体図
ネット回線の段取りは、難しい理屈よりもタイミングがほぼすべてです。
- 引越しの何日前に
- どこに連絡して
- いつからいつまで使えるようにするか
これを、ざっくり三つの時期に分けて整理してしまいましょう。
引越し2か月前〜1か月前に決めること
ここは、余裕があれば理想です。繁忙期の引越しなら、特に早めが有利。
- 引越し予定日(入居日)をカレンダーに確定させる
- 新居の情報を、不動産会社や管理会社からもらっておく
- 住所
- 建物の種類(マンション/アパート/戸建てなど)
- 建物に入っているネット設備の有無(備え付けかどうか)
この段階で、新居の回線条件を把握しておくと、後がすごく楽になります。
「とりあえず入居してから考えよう」と先送りすると、そこで一気に空白期間が伸びる。
引越し2〜3週間前にしておきたい連絡
引越し日が近づいてきたら、ここで一気に具体的な動きを入れます。
- 今使っている回線会社に、引越しの予定を連絡する
- 解約にするのか
- 住所変更(移転)で使い続けるのか
- 新居で使う回線の申し込みまたは移転手続き
- 工事が必要な場合は、工事日の予約
特に工事は、繁忙期だとすぐ埋まるので、ここが遅れるほど空白期間が伸びます。
ここまで読めているなら、今日のうちに「今の回線会社に引越しの予定を伝えるだけ」でもやっておくと、だいぶ違います。
引越し1週間前〜当日のチェックポイント
- 旧居の回線の最終利用日が、引越し日とずれすぎていないか
- 新居の開通日と、実際に住み始める日が離れすぎていないか
- 在宅勤務やオンライン授業の日に、ネットの空白が重なっていないか
ここでズレに気づいたら、つなぎの手段を検討しておきます。
次で、そのパターンも含めて整理していきます。
今の回線をどうするか 解約・移転・備え付け利用の3パターン
次の分かれ道は、シンプルに三つです。
- 今の回線を解約して、新しい回線に乗り換える
- 今の回線会社のまま、住所変更で使い続ける
- 新居に備え付けのネットがあるので、それをメインにする
それぞれの違いをざっくり見ておきましょう。
3パターン比較表
| パターン | 初期費用 | 工事の有無 | 空白期間の出やすさ | 手続きの手間 | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|---|
| 解約して乗り換え | 発生することが多い | 必要なことが多い | 工事日次第で出やすい | やや多い | 新居で別の回線を使いたい / 今の回線に不満がある |
| 同じ会社で移転 | キャンペーンで抑えられることも | 必要な場合あり | 調整すれば抑えやすい | 中くらい | 今の回線に大きな不満はなく、条件も悪くない |
| 備え付けを利用 | ほぼ無し | ほぼ無し | 契約手続き次第 | 少なめ | 新居に無料インターネットがあり、速度にそこまでこだわらない |
この表を見たうえで、今の自分がどれに近いか、ざっくりイメージしてみてください。
そのうえで、ケースごとにポイントを押さえていきます。
解約して新しい回線に乗り換えるケース
- 新居では別の光回線を使いたい
- 今の回線の料金や速度に不満がある
- 契約期間がちょうど区切りで、解約金がかからないタイミング
こういう場合は、乗り換えのチャンスです。
ただし、旧居の解約日と新居の開通日をどう合わせるかが重要になります。
- 旧居:引越しの翌日か翌々日まで使えるようにしておく
- 新居:入居日か、その直後に使えるよう工事日を設定する
ここで大きくズレると、空白期間が長引きます。
解約を先に入れてしまってから「新居の工事が1か月先でした」となりがちなので、新しい回線の開通見込みを先に確認してから、解約日を決めるのが安全です。
同じ会社で住所変更(移転)するケース
今の回線に大きな不満がないなら、いちばんシンプルなのはこのパターンです。
- 連絡先は今の回線会社だけで済む
- キャンペーンで工事費が抑えられることもある
- メールアドレスやオプションもそのまま使える場合が多い
ここでも大事なのは、旧居での最終利用日と、新居での開始日です。
- 旧居での撤去工事の日
- 新居での工事日
この二つを、なるべく近づけるイメージで予約しておくと、空白期間を短くできます。
マンション備え付けのネットを使うケース
新居に、いわゆる無料インターネットや、建物全体の回線が入っていることも多いです。
この場合は、
- 入居時にすぐ使えるケース
- 管理会社に申し込んでから数日で開通するケース
など、建物ごとにルールが違います。
ポイントは
- 速度や接続数の制限があるか
- 在宅勤務やオンライン授業に耐えられる安定性があるか
ここは、事前に管理会社や不動産会社に確認しておくと安心です。
足りなそうなら、備え付け+自分の回線という選択肢も頭の片隅に置いておきましょう。
住まいのタイプ別 ネット回線の選び方と工事のイメージ
次は、新居のタイプから考えてみます。
マンション・アパートの場合
マンションやアパートは、建物側でまとめて回線を引いていることがあります。
- 各部屋まで配線済みで、契約だけすればすぐ使える
- 建物の共有部までしか回線が来ておらず、部屋までの工事が必要
どちらかで、手間も工事も変わります。
ここで確認したいのは
- すでに建物にどの会社の回線が入っているか
- 個別に別の回線を引いても良いルールかどうか
管理会社に一度聞いてしまうのが早いです。
禁止されている場合もあるので、勝手に工事を進めないほうが安全。
戸建て・メゾネットの場合
戸建ては、基本的に工事前提で考えておいたほうが良いです。
- 電柱から自宅まで光ケーブルを引く
- 壁に小さな穴を開ける工事が必要なこともある
繁忙期は、工事日が1か月以上先になることも珍しくありません。
引越し日が決まったら、なるべく早く回線申し込みと工事日の仮押さえまで済ませておくのが安心です。
工事日が取りづらい時期の注意点
- 3〜4月の新生活シーズン
- 土日祝日の人気時間帯
このあたりは、かなり混みます。
余裕を持たせるなら、
- 引越し予定日の1か月以上前には工事日の相談を始める
- 平日の午前中など、比較的空きやすい枠も候補に入れておく
こうしておくと、空白期間をかなり短くできます。
どうしても空白が出そうなときのつなぎ ネット回線の保険プラン
どれだけ早く動いても、どうしても空白が出るケースはあります。
そのときのために、感情だけで焦るのではなく、あらかじめつなぎの選択肢を知っておきましょう。
ポケットWiFiやモバイル回線でつなぐ
短期間だけポケットWiFiやモバイルルーターを使う方法です。
- 短期レンタルができるサービス
- 契約期間の縛りが弱いモバイル回線
などを利用すれば、空白期間をやわらげられます。
ポイントは
- どのくらいの期間使う想定か
- 在宅勤務やオンライン授業に耐えられる速度か
- 解約手続きが面倒すぎないか
ここを軽く確認してから選ぶと、あとで後悔しづらいです。
スマホのテザリングで乗り切る場合の注意点
テザリングは手軽ですが、注意点も多いです。
- ギガの上限を超えると速度制限になる
- 長時間の通信でスマホ本体が熱を持ちやすい
- 電池の減りが早くなる
数時間のオンライン会議や授業が連続する日は、正直きつい。
どうしてもテザリング中心で行くなら、
- 追加のギガ購入の料金を一度チェックしておく
- モバイルバッテリーを用意しておく
このあたりを、最低限の保険として押さえておくと安心です。
在宅勤務やオンライン授業がある日の対処
- 絶対に落としたくない会議や授業の日程を、先にカレンダーで確認しておく
- その日にネット空白がぶつかりそうなら、先に上司や先生に相談しておく
- コワーキングスペースや図書館、ネットカフェなど、その日だけ避難できる場所を一つ決めておく
完璧じゃなくても、
「もしものときの逃げ場を一つ決めておく」
これだけで気持ちの余裕はかなり変わります。
引越し前後チェックリスト ネット回線だけを抜き出したToDo表
ここからは、ネット回線だけに絞ったチェックリストです。
まずは、今の自分がどこまでできているか、サラッと確認してみてください。
引越し2か月〜1か月前チェックリスト
- 引越し予定日(入居日)をカレンダーに書き込んだ
- 新居の住所と建物タイプ(マンション/戸建てなど)を把握した
- 不動産会社や管理会社から、建物のネット設備について聞いた
- 在宅勤務やオンライン授業など、ネットが必須の日程を確認した
一つでも空欄があるなら、ここから埋めていくと、その先の段取りがすべて楽になります。
引越し2〜3週間前チェックリスト
- 今使っている回線会社の名前と契約プランを確認した
- 回線会社に引越し予定を連絡した(解約か住所変更か相談した)
- 新居で使う回線の申し込み、または移転手続きを始めた
- 工事が必要な場合、工事日を仮でも押さえた
ここまで来ていれば、空白期間はかなり短くできます。
まだ手を付けられていない項目があっても、今からで十分間に合う範囲です。
引越し直前〜当日・引越し後1週間チェックリスト
- 旧居の回線の最終利用日を確認した
- 新居の開通予定日を確認した
- 空白期間が出る場合、その日数を把握した
- その日数をどうつなぐかの方針を一つ決めた
- 回線が開通したら、速度や安定性を軽くチェックした
チェックをつけていくだけでも、頭の中のモヤモヤがだいぶ整理されるはずです。
よくある質問Q&A 引越し前後のネット回線の「これってどうなる?」
Q1. 引越しのどれくらい前にネット回線の手続きを始めればいいですか?
可能なら、引越しの1〜2か月前には動き始めるのが理想です。
特に新生活シーズンは工事枠が早く埋まるので、早く動くほど選べる日程が増えます。
とはいえ、すでに2〜3週間前でも、諦める必要はありません。
その場合は、空白期間が出るかどうかを一度確認して、必要ならつなぎの手段もセットで考えておきましょう。
Q2. 引越し日とネットの開通日がずれても大丈夫でしょうか?
ずれても、工夫次第で何とかなります。
大事なのは、
- どのくらいの期間ずれているか
- その期間に、ネット必須の予定がどれだけ入っているか
数日なら、テザリングやポケットWiFi、外の作業場所でしのぐ選択肢も取れます。
一方で、1〜2週間以上のズレが見込まれるなら、その期間の過ごし方を早めに決めておいたほうが安心です。
Q3. 今のネット回線を解約するベストなタイミングはいつですか?
新居側の開通日(または備え付けの利用開始日)が見えたあとに決めるのがおすすめです。
先に解約日だけ決めてしまうと、
- 新居の工事日が遅れた
- 備え付けのネットが思ったより遅くて使いづらい
といったズレが出たときに、空白期間が伸びます。
まずは、今の回線会社に引越しの予定を伝えて、
乗り換えや移転の選択肢を相談したうえで、日程を決めると安全です。
Q4. 新居に最初から付いている無料インターネットは、そのまま使って問題ありませんか?
使えることが多いですが、事前に確認しておきたいポイントがあります。
- 速度や利用者数による混雑具合
- 在宅勤務やオンライン授業で問題ないかどうか
- セキュリティ面での注意(個別ルーターの利用推奨など)
軽い動画視聴やブラウジングなら問題ない場合も多いですが、
日常的に重い作業をするなら、自分の回線を追加することも検討して良いところです。
Q5. 工事が必要と言われた場合、どのくらい日程に余裕を見ておくべきですか?
時期にもよりますが、少なくとも2〜4週間程度の余裕は見ておいたほうが安全です。
3〜4月の新生活シーズンは、1か月以上先しか空いていないこともあります。
引越し日が決まり次第、早めに工事日の相談だけでも入れておくと、
選べる枠が多く、空白期間も短くしやすくなります。
Q6. 在宅勤務やオンライン授業が多い場合、特に気をつけるべきポイントは何ですか?
一番大事なのは、大事な予定とネットの空白期間をぶつけないことです。
- 先に会議や授業の予定をカレンダーに入れる
- その日付を基準に、解約日と開通日を考える
- どうしても重なりそうなら、その日だけ使える作業場所を一つ決めておく
この三つを押さえておけば、大きなトラブルはかなり避けられます。
まとめ 引越しでネットが詰まないための3ステップ
最後に、要点を三つにしぼっておきます。
ここだけ覚えておけば、あとは記事を見返しながらゆっくり進めて大丈夫です。
ステップ1 引越し日と新居の回線条件を早めに押さえる
- 入居日をカレンダーに固定する
- 新居の建物タイプと、入っているネット設備を不動産会社や管理会社に確認する
ここまでできれば、すでに大きな一歩です。
ステップ2 今の回線をどうするかを決めて連絡する
- 解約して乗り換えるのか
- 同じ会社で住所変更(移転)するのか
- 備え付けのネットをメインにするのか
自分がどのパターンに近いかを決めてから、今の回線会社に連絡しましょう。
そのうえで、
- 解約日
- 新居の開通日や工事日
この二つを、なるべく近づけるイメージで調整していけば、空白期間はかなり短くできます。
ステップ3 空白が出そうな部分だけつなぎを用意する
どうしても空白期間がゼロにならないときは、
- ポケットWiFiやモバイル回線の短期利用
- テザリング+作業場所の避難先
- 在宅勤務や授業の日程の調整
このあたりを一つだけでも決めておけば、気持ちがかなり軽くなります。
今日やることは、一つだけでいい
ここまで読んでくれているあなたに、俺からお願いしたいのは一つだけです。
今この瞬間に、カレンダーかメモ帳を開いて
「ネット回線」と書いて、今日やる一つを書き足しておくこと。
例えば、
- 今の回線会社の名前をメモする
- 不動産会社に新居のネット設備を聞く
- 引越し日と在宅勤務の日程を並べて眺める
どれでも大丈夫です。
その一行から、空白期間をなくす段取りがじわっと動き出します。
引越し業者選びとネットの段取りを、いま一緒に軽くしておく
ネットの段取りは、引越し日が決まると一気に進めやすくなります。
もし、まだ業者選びのところで止まっているなら、
このタイミングで一度だけ、引越し侍の一括見積もりを使っておくのも手です。
- 一回の入力で複数社に見積もり依頼ができる
- 新生活シーズンの空き状況や料金の目安が、ざっくり見えてくる
- メール中心の連絡を選べば、電話ラッシュの負担も減らせる
いまの段階で、日程とざっくりした料金感だけ掴んでおく。
それだけでも、この記事で整理したネット回線の段取りが、かなり組みやすくなります。
気になったら、ブックマーク代わりに公式サイトだけ開いておいて、
落ち着いたタイミングで、自分の条件をぽつぽつ入力してみてください。





