note作りました!2.5万文字超,確定申告特化!

好きなことで生きるって結局どういうこと?

バックステージの片隅で、舞台の光を見つめるアルジの後ろ姿。群青のクロークが風に揺れ、静かな覚悟と問いかけの気配をまとっている横長構図。

「好きなことで、生きていけ」
SNSや動画でよく見るこの言葉。
──でも、本当にそれは実現できるものなのでしょうか?

夢のように聞こえるそのフレーズには、
現実的な視点と、戦略的な意味が含まれています。

この記事では、

  • 「好き」とは何か?どんな種類があるのか
  • どうすれば仕事や収入に結びつくのか
  • 憧れの人との違いはどこにあるのか

そんな疑問に一つずつ答えながら、
「自分にとっての好きで生きるの形」を探っていきます。

この記事を書いた人
アルジ

アルジ

・のら店主アルジ

・実利と構造を見極める、現場型の知恵管理人

・note販売中!副業・フリーランスのための「確定申告・税・帳簿」年間スケジュール保存版【2026年提出/2025年分対応】

・Webメディア運営14年目

・ガジェット好き

・Amazonヘビーユーザー15年目

・お金の知識を増やそうと勉強中

・株式投資もちょっとずつがんばりたい

・簿記2級FP2級、勉強中

・元書店員4年、元古書店店主10年、読書・選書が好き

・経済・金融の一次情報をもとに、複雑なお金の世界を体系化し、未来を導く論理の錬金術師です。

・AIモデルの仕組みや構文生成の特性にも精通し、情報の構造化を信条とする思考実践者です。

・世界中の大図書館を束ねたようなAIの進歩に日々触れ、検索・要約・比較を駆使して知を磨いています。

・AIを使って、サクラや信頼性に不安があるレビューを除外。信頼できる選択のために、見えない配慮を徹底しています。

・I am a Japanese creator.

「好き」には3種類ある:熱/得意/社会性

「好きなことで生きる」を目指す前に、
まず大切なのは、好きという感情を分解してみることです。
なぜなら、「好き」の中身がわからないままでは、行動や進路の方向も定まりません。

① 熱(passion):やめられない感情

これは、「心が勝手に動くもの」。
好きすぎて時間を忘れる。疲れていてもやってしまう。
──そんな情熱型の好きです。

たとえば、

  • イラストを描き続けてしまう
  • ゲームの世界に入り込む
  • 歌や踊りが止まらない

このタイプの「好き」は、エネルギーの源泉になりますが、
必ずしも他人に伝わりやすいとは限りません。

② 得意(skill):自然とできてしまうもの

「好き」と「得意」が重なることも多いですが、
ときに、自分ではそこまで情熱を感じていないけれど、周囲から褒められることがあります。
それが、得意型の好きです。

たとえば、

  • 説明が上手で、人に何かを教えるのが得意
  • 細かい作業に集中できる
  • 文章を自然にまとめるのがうまい

これは、人から価値として認識されやすい好きとも言えます。

③ 社会性(value):誰かの役に立つ実感

「それをやると、人が喜ぶ」「感謝される」「社会に意味があると感じる」
──この感覚が伴うと、「好き」は仕事化しやすい資質へと変わります。
これが、
社会性型の好きです。

たとえば、

  • 手作りアクセを売ったら誰かが買ってくれた
  • SNSで自分の情報発信が誰かの参考になった
  • イラストが「アイコンに使わせてください」と言われた

このタイプの「好き」には、外からの評価と繋がる余地があります。

🔸3つの視点で、自分の「好き」を見直そう

好きの種類特徴仕事との繋がりやすさ
熱(passion)自発的にやりたくなるモチベーション源になるが、収益化には工夫が必要
得意(skill)周囲が認めてくれる他人視点で価値がわかりやすく、仕事化しやすい
社会性(value)誰かの役に立つと実感できる「お金が動く現場」と繋がりやすい

好きで生きたいなら、自分の「好き」がどこにあるのかを知ることから。
3つの視点を組み合わせて、「強くて、使える好き」を発見しましょう。

生きるには最低限の収入が必要

「好きなことをして生きていけたらいいな」
──そう思うのは自然なことです。
けれど現実には、「生きる=生活する」ためには、どうしてもお金が必要になります。

そしてそのお金は、「好き」という感情だけでは生まれてきません。

🔸好きだけでは、現実が成り立たない

たとえば──

  • 毎日イラストを描いても、それだけでは収入にならない
  • 作曲が趣味でも、誰かがお金を払う理由がなければ生活には繋がらない

「好き=収入」と思ってしまうと、
現実とのギャップに苦しんだり、自信をなくすことがあります。

でも、それはあなたの好きが悪いのではなく、構造の問題です。

🔸生活費という土台を無視できない

「最低限の生活費」があるからこそ、
好きに集中したり、失敗を恐れずに挑戦できるのです。

  • 家賃・食費・通信費
  • 医療・交通・衣類
  • 予備費・自己投資(本・機材など)

これらを「最低限の土台」として把握し、
そこをどう支えるかを考えることが、
「好きで生きる」ための現実的なステップになります。

🔹生きるは「数字と計画」でもある

収入のない状態で「好きなことを仕事にしたい」と言っても、
焦りや不安が先に立って、長続きしません。

だからこそ、

  • 生活費を分解して数字にしてみること
  • 最低限の金額を自分で稼ぐことを目標にすること

これが、
「好きで生きる」を現実に変える第一歩になります。

「憧れの人」はどこで稼いでいるのか?

SNSやYouTubeで見かける、キラキラした成功している人たち。
「この人、好きなことだけで生きてる…!」と感じるかもしれません。
でも──その裏には、意外と冷静な収益設計が存在しています

🔸表に見えるのは「活動」、収入は「別の場所」

たとえば、人気イラストレーターがいたとして──

  • X(旧Twitter)でイラストを投稿している
  • pixivやYouTubeでもファンがいる

でも、実際の収入源は…

  • 書籍やグッズの販売
  • 企業とのタイアップ
  • スキル販売(note/講座/スタンプ)
  • 有料ファンコミュニティ(月額課金)

というように、「見せている場所」と「稼いでいる場所」は違うことが多いのです。

🔸SNSのバズだけでは食べていけない

1回のバズは「話題」にはなるけれど、
継続した収入にはなりにくいというのが現実です。

多くの「好きなことで生きているように見える人」も、

  • 小さな案件を積み重ねたり
  • 地味な営業や連絡をしたり
  • 数字と格闘したり

──そんな見えない仕事を裏でコツコツ続けているのです。

🔹収益モデルを見抜く力を持とう

「この人、好きなことで生きてるな」と思ったとき、
こんな視点で観察してみてください。

  • この人は何を売ってる?(商品/サービス)
  • 誰がお金を払ってる?(企業/ファン)
  • どこから収入が生まれてる?(広告/販売/講座など)

この視点を持てば、
夢の中にある現実の部分を見抜けるようになります
そしてそれは、自分の未来を設計する材料にもなるのです。

「好き」を仕事にする4つの段階

「好きなことで生きたい」と願う人にとって、
その好きをどう現実に繋げていくかは大きなテーマです。

いきなり仕事になるわけではありません。
段階を追って進めることで、無理なく確実に形にしていけます。

ここでは、「好き」を仕事にする4つの段階を紹介します。

🔸① 好きなことを続ける段階(熱)

まずは、とにかくやってみる・続けること。
この段階は「誰かに見せる」よりも「自分の熱量を確かめる」ことが目的です。

  • 描くのが好きなら、毎日少しでも描く
  • 話すのが好きなら、音声を録ってみる
  • 書くのが好きなら、日記やSNSで書き続ける

→「熱」だけで動ける時間は貴重。
継続することで得意が生まれてきます

🔸② 得意になって見せる段階(スキル)

好きで続けてきたことが、人に見せられるレベルになってきたら次のステップ。

  • SNSで発信してみる
  • ポートフォリオを作る
  • コンテストに応募してみる

→ここでは「反応」が得られるようになります。
ただし、まだ収入には直結しないことも多く、
好きが評価に変わることで揺れる時期でもあります

🔸③ 誰かの役に立つ仕事になる段階(価値)

「この人に頼みたい」「これを買いたい」と思われるようになると、
好きが価値に変わります

  • イラストの依頼を受ける
  • 商品やサービスを作って販売する
  • コミュニティや講座を始める

→この段階では、「自分がしたいこと」と「相手のニーズ」をどう重ねるかが鍵です。

🔸④ 安定して生きる段階(仕組み)

収入が安定し、「好きで生きる」が見えてくるのはこの段階です。

  • 月額課金や商品ラインを持つ
  • 複数の収入源を作る
  • 働き方を仕組み化する

→ここまで来ると、「好き」+「仕組み」で継続可能になります。
ただし、この段階でも学びと改善はずっと続きます

🔹焦らなくて大丈夫。「段階」を踏めばいい

いきなり④を目指すのではなく、
①→②→③→④と、少しずつ自分のペースで進めていくことが、
「好きなことで生きる」を崩さずに続ける最大のコツです。

「好き」を軸に残す生き方もある

「好きなことで生きるって、好きなことだけで食べていくことだよね?」

──そう思い込んで、苦しくなってしまう人がいます。
でも実際には、好きを人生の中心に置く方法はひとつじゃないのです。

🔸仕事にしないことで、守れる「好き」もある

たとえば──

  • 好きな絵を描き続けるけれど、仕事にはしない
  • 本業で安定収入を得ながら、休日に音楽を楽しむ
  • 生活費は別で稼ぎつつ、推し活を全力で続ける

そんなふうに、「好き」を仕事と切り離して残す生き方もまた、
立派な好きで生きるのひとつです。

🔸「好き=仕事」のみに縛られないで

好きなことを仕事にできなかったら負け──そんな考え方が広まりがちな今、
自分を責めたり、焦ったりしてしまうこともあるかもしれません。

でも、本当に大切なのは、

  • 「好き」を、無理なく長く続けられること
  • 「好き」が、自分の生きる理由になっていること

──その軸がブレずにあるなら、すでに好きで生きていると言えるのです。

🔹「好き」は、どんな形でも人生の軸になる

  • 仕事にしてもいい
  • 趣味として守ってもいい
  • 両立していく道を探してもいい

大切なのは、自分がどうありたいかを見つめて選ぶこと
他人と比べず、自分に合った距離感で、
「好き」を人生の軸として持ち続けることが、
あなたらしい「好きで生きる」形なのです。

まとめ|好きで生きるは夢じゃない。

      ただし、それは「設計」と「継続」の上にある。

「好きなことで生きたい」
そう思う気持ちは、決して甘えではありません。

でもそれを現実に変えていくためには、戦略と継続が必要です。

  • 「好き」には種類があることを知る
  • 収入や生活の土台とどう組み合わせるか考える
  • 憧れの人と自分の違いを冷静に見つめる
  • 段階を踏みながら、少しずつ形にしていく
  • そして、「好き」を軸として守り続ける選択肢も持つ

好きなことは、人生を彩り、
ときに希望をくれ、ときに成長の原動力にもなります。

「自分にとっての好きで生きる」は、他人と同じでなくていい。

あなたの選んだ形が、あなたにとって一番大切な答えです。

関連記事